デクラン・ライス、レアル・マドリードのゴール前にニコラス・ホベルから言われたことを明かす

アーセナルの英雄デクラン・ライスは、チャンピオンズリーグ準々決勝でレアル・マドリードに3-0で勝利した試合で、セットプレーコーチのニコラス・ジョベルの指示に反して、台本にない見事な先制点を決めたと明かした。

イングランド代表MFライスは、スピードとカーブをかけたシュートでティボー・クルトワを抜き去り、自身初の直接フリーキックゴールを決めた。しかし、ライス監督は後に、当初のプランはペナルティエリア内にボールを入れることだったと認めた。

テレビカメラはゴール後にジョバーが喜びに沸く様子を捉えたが、ライスのコメントはアマゾンプライムの解説者たちの笑いを誘い、解説者たちはライスがコーチを困らせていると冗談を言った。

「壁を越えろって言ってたんだ」とライスは説明した。「でも、壁が少し動いた時、ブカヨ（サカ）が『感じたら、打て』って言った。それで『これ、打つぞ』って思ったんだ」

「あの角度からクロスを上げるのは、本当に理にかなっていなかった。本当に繊細なパスが必要だった。スペースが見えた瞬間、ただ思い切ってトライしたんだ。やってよかった。魔法のような結果になったからね。」

ジョーバーの反応について聞かれると、ライスは微笑んでこう答えた。「彼は自分の功績だと主張しているが、彼は私にそれを越えるように言ったんだ！」

ライスは後半半ばに再び素晴らしいフリーキックでゴールを決め、再びクルトワを破った。「最初のシュートから自信があった」と彼は言った。「たとえバーを越えても、関係なかっただろう」

ライスは自身のパフォーマンスを振り返り、「今夜の自分のプレーにまだ実感が湧いていない。レアル・マドリード相手に2ゴールを挙げた歴史的な夜だ。この大会で優勝したいが、一試合ずつ頑張っていかなければならない」と付け加えた。

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アーセナルは、ストライカーのカイ・ハフェルツとガブリエル・ジェズスを含む主力選手を数人欠き、北ロンドンでレアル・マドリードを迎えた。しかし、代役フォワードのミケル・メリノが華麗なプレーを見せ、試合を通して重要な役割を果たし、試合終了15分前にゴールを決めて締めくくった。

「ロッカールームでは、特に観客の応援がある中で、ペースとテンポを高く保とうと話していました」と、元レアル・ソシエダのミッドフィールダーは語った。「後半は信じられないほど素晴らしかった。サイドを全力で攻めた。このチームがあんなにエネルギッシュにプレーすると、ファンもそれに応えてくれるんです。」

デクラン・ライスの2得点について、メリノ監督は絶賛の言葉を惜しみなく口にした。「彼のシュートは、私が今まで見た中で最高のものの一つだ。今夜の彼のプレーには驚かなかった。もしかしたら、他の選手は驚くかもしれないが、きっともっと素晴らしいプレーが見られるはずだ。」

アーセナルは4月16日、ベルナベウで3点のリードを奪い、チャンピオンズリーグ準決勝進出を狙うこの試合をしっかりとコントロールする。一方、準々決勝のもう1試合は接戦となっており、第1戦ではインテル・ミラノがバイエルン・ミュンヘンに2-1で勝利した。